それはメロディー。
どんなときもメロディー(性)にこだわりたい。
ポイントとして:
1.出だしの7音以内でキメること
2.口ずさめること
3.できれば日本語の歌詞をつけられること
4.KEY(Ebとか)の持つ固有の色感・情感を重視
5.その他
詳細は、次号にて・・・
出だしの7音(まで)が大事な訳。
それは、「人間が楽に記憶出来る数字は7桁まで」との科学者による研究結果(出典不明)と符合。
都内の電話番号が ****−**** と8桁になったとたん、覚えにくくなったはず。
メロディーとしてしっかり覚えてもらえるのは、最初の7音まで。
小生、ビートルズで1番好きな曲は、A Long And Winding Road だが、
この出だしは6音(ミ・ファー・ミ・ド・ラー・レー)。
「カルメン」(または「笑点」)の頭も7音でキマル
(パン・パ・カ・パ・カ・ポ・カ)。
この頃、良く口ずさむのが「イパネマの娘」。
ボサノバは鼻歌にいいね。
ただ、歩調にはシンクロしにくい。
4拍(1小節)を3歩で歩こうにも、なかなかうまく出来ず、苦労している。(4拍3連の練習です)
足がもつれると「酋長の娘」になってしまう・・・。
ところで、メロディーに歌詞を付けると、愛着が増す。
例えば、D.エリントンの「イン・ナ・センチメンタル・ムード」。
この出だしの7音は「ハハハ・メサレター」(母は召された)と唄うことにしている。
この辺、自己の感覚では、強引ながら以下にまとめる。
| キー | #/b | 色 | 漢字 | 季節 | 作曲数* | |
| 1 | D | #x2 | 赤 | 激 | 晩夏 | 0 |
| 2 | G | #x1 | 橙 | 輝 | 盛夏 | 0 |
| 3 | C | − | 黄 | 快 | 初夏 | 3 |
| 4 | F | bx1 | べージュ | 平 | 晩春 | 1 |
| 5 | Bb | bx2 | 白 | 明 | 春 | 1 |
| 6 | Eb | bx3 | 緑 | 芳 | 初秋 | 5 |
| 7 | Ab | bx4 | 青 | 妙 | 秋 | 0 |
| 8 | Db | bx5 | 紫 | 熟 | 晩秋 | 0 |
「漢字」らんをタテに読むとお経になる。
「作曲数*」は、小生がビッグバンド(ビッグコンボ)用に作編曲したもの(EbにはCm1曲含む)。
そう。フラット系大好き。特にDbの名曲、「スターダスト」の響きは最高。
キーそれぞれの趣きを大切に、いずれはAbやDbでの作曲をしてみたいなあ。
[型]|曲 の 例
1+6|ビバルディー「四季」の春(ド|ミ・ミ・ミー・レ・ド・ソー)
2+5|オーバー・ザ・レインボー(ドー・ドー|シー・ソ・ラ・シー・ドー)
3+4|鳩ポッポ(ぽっ・ぽっ・ぽー|は・と・ぽっ・ぽー)
4+3|森の水車−コトコトカットンの方−(みー・ど・り・の|も・り・のー)
5+2|不明−ズッコケ・テーマ−(ドッ・ソ・ソ・ラbー・ソ|シッ・ド)
6+1|テキーラ(ソッ・ソ・ファ・ラ・ファッ・ソッ|レ)・・掛け声の直前もそう
7+0|細川たかし 心のこり(わ・た・し・ば・か・よ・ねー)・・3+4の亜型説も
大半が3+4型または4+3型でしょう。ところで・・・
−ズッコケ・テーマ−(ドッ・ソ・ソ・ラbー・ソ|シッ・ド)の曲名知りたし。
どなたか教えて下さい。
親や叔父の持ってるソースに限られ、数は少ないけど、結構何回もきいたよなあ。
呼出のメロディーは美しい。骨組を表示すれば、以下の10音でしょう。
|ミ・ラー・シーー|ミ・ラ・シ・ドー・シ・ラ・シーー|
(東ィー・若乃花ー)
四股名は5音がいいね。
琴櫻(コ・トー・ザー・クーゥ・ラー)が、歴代最も綺麗な響きでしょう。
先日、千秋楽を聴きに(見に)行ったけど、呼出さんにも上手・下手があるね。
幕下のときの人は、3音目の「シ」の音程が下がり(「シ」のフラットに近い)、もの悲しかった。
結びの人はさすがに上手い。
実音では、上記より半音上の「ファ」から始まり、Bbマイナー(変ロ短調)に聞こえた。
・・とすると、これはDbメイジャー(変ニ長調)の兄弟分であり、フラット5つのキー。
いい響きなのも納得??
さて、ここでクイズ。クラシックの交響曲(正確には組曲)で、その第2楽章の
出だしの10音(メロディー)が、上記の呼出メロディーと同じ曲があります。
作曲者と曲名をお答え下さい!(まずはノー・ヒントで)
ペールギュントの第2楽章は、「オーゼの死」と名付けられた、悲しいスローな4拍子。出だしは、
|ミ・ラ・シー|ミ・ラ・シー|ド・シ・ラー・シ・ド|レ・ド・シー|
「死・ん・だー/死・ん・だー/オ・ー・ゼー・が・ぁ/死・ん・だー」
と、勝手に歌詞をつけて唄ってました。
(「オーゼ」は女性の名前です。「大勢」ではありません)
第1・3・4楽章のことも紹介してもらいましたね。
第1楽章はスロー。「夜が/明けた/朝日/が・ノボルヨ/海も/赤く/染まる/よー」と唄える
第4楽章はアップテンポ。「お化けが/出たゾー/出たゾー/出たゾー/お化けが/出た出た/ああ恐いー」
さて、このグリークについて私見を述べると・・・・・
「モチーフの良さは天下一品、メロディーの描写力も素晴らしい。反面、そのあとの発展性には欠け、モチーフの転調・反復に終始するきらいあり」(ピアノコンチェルトでもそう)
ジャンル別の「曲」に対してメダルを授与。選定にあたっては、独断と偏見に満ちたものとすることを誓います。なお、皆さんの賛同意見、反対意見大いに歓迎いたします。
<第1日>「アニメ主題歌1960年代の部」
◎ 金メダル:「マッハ・ゴー・ゴー・ゴー」(風も、震える、ヘアピンカーブ・・・)
○ 銀メダル:「狼少年ケン」(ワーオ・ワーオ・ワオーー・・・)
● 銅メダル:「仮面の忍者赤影」(赤い仮面は、謎の人・・・)
「マッハ・ゴー・ゴー・ゴー」は、カッコよさではNo.1。
この間奏やエンディングから、ビッグバンドの良さを学びました。
<第2日>「歌謡曲1960年代の部」
◎ 金メダル:「天使の誘惑」/黛じゅん(好きなのに、あの人はいない、話し相手は、涙だけなの)
○ 銀メダル:「こんにちは赤ちゃん」/梓みちよ
● 銅メダル:「ごめんねジロー」/奥村チヨ
「こんにちは赤ちゃん」は、いずみたくの名曲。イントロはピンクレディーのUFOのそれにちょっと似てる。
<第3日>「GS(グループサウンズ)1960年代の部」
◎ 金メダル:「キサナドゥの伝説」/ザ・ジャガーズ
(オー、愛に、生きて、死のう、あなたを、連れて行こう、遥かな、キサナドゥ)
○ 銀メダル:「君だけに愛を」/ザ・タイガース
(オープリーズ×2、僕のハートを、君にあげたい)
● 銅メダル:「エメラルドの伝説」/ザ・テンプターズ
(湖に、君は身を投げた、バラの滴が、落ちるように)
「キサナドゥの伝説」はぶっちぎりの金。
当時、自分には、「キサナドゥ」が、(千葉県の)「木更津」と聞こえており、そこまで勇んで釣りに行った記憶あり。
3年前、千葉県市原市(五井)で仕事をしていた時、カラオケで、木更津営業所の所長に、
「・・・お客を、連れて行こう、遥かな、木更津!」と歌ってあげたら喜んだ。
「君だけに愛を」、「エメラルドの伝説」は、ベース・ラインが秀逸。
<第4日>「TVドラマ主題(曲)1960年代の部」
◎ 金メダル:「銭形平次」/舟木和夫
○ 銀メダル:「プレイガール」
● 銅メダル:「キーハンター」
「銭形平次」の前奏で、バス・クラリネットの、おどろおどろしい、深みのある音を知りました。
「プレイガール」のエンディング部分では、テナー・サックスでの「合いの手」の入れ方、「キーハンター」の曲中では、同じくサビのメロディーの歌い方、それぞれの「原点」が私の中にインプットされたように思います。
<第5日>「クラシック、交響曲の部」
◎ 金:ベートーベン 交響曲第6番「田園」
○ 銀:リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェラザード」
● 銅:マーラー 交響曲「巨人」「田園」では、対旋律(カウンター・メロディー)の美しさに惹かれ、メロの「カラミ」に俄然関心が行くようになった。
「シェラザード」との出会いは、中学のとき、吹奏楽コンテストを聴きに行って、「豊島10中」が、この終曲のテーマをアルト・サックス2本で提示した時から(通常のオーケストラではバイオリン)。
この時の印象が強いのか、今でも、楽器を吹いていると、突如アラビア的なメロディーが出て来てしまう。
「巨人」は、ホルンがパオン・パオンと象のように叫ぶところが、とくに良い。「ウルトラセブン」の主題歌も同様。
<第6日>「カーペンターズの部」
◎ 金:We've only just begun(愛のプレリュード)
○ 銀:Superstar
● 銅:Hurting each other
We've only just begunは、転調もあり、盛りだくさん。ハラハラ・ドキドキ、これ一曲で満足可能。
Superstarの途中(歌の9小節目)、“Your guitar”が、「夜汽車」と聞こえ、哀愁が一段と深まった。
Hurting each otherは、歌詞がわからなくても、切なさがひしひしと伝わって来る。
――Yesterday once more、Top of the worldは、「湿っぽさ」や「陰り」がやや不足し、メダルを逃した。
<第7日>「ビートルズの部」
◎ 金:A Long And Winding Road
○ 銀:All My Loving
● 銅:Here Comes The Sun
無人島に持ってく3曲という観点で選ぶ。個々に気に入ってる点は・・・、
A Long And Winding Road:出だしのメロディー(拙稿、いろはの<い>ご参照)
All My Loving:ベースラインのカラミ
Here Comes The Sun:ほのぼの、優しさ
*ビートルズについては、1st. Alto氏の「極私的ノート」にコメント充実。乞うご参照。
<第8日>「ボサノバの部」
◎ 金:デサフィナード
○ 銀:イパネマの娘
● 銅:ウェイブ
「金」と「銀」は僅差。でも、デサフィナードのほうが、1〜2小節位で、情感や明暗がクルクルうつろう「玉虫感」に勝る。イパネマはサビの変化に頼り過ぎか?
「銅」は、「しみじみ」「のほほん」感(缶)で買う・・・・お茶をにごしてしまいました。
<第9日>「ジャズ・スタンダード(バラード・スタイル)の部」
◎ 金:When Sunny Gets Blue
○ 銀:Body And Soul
● 銅:Misty
多くは語らず・・・。
<第10日>「ジャズ・スタンダード(無差別級)の部」
◎ 金:All The Things You Are(Key:Fm・・・・・b×4)
○ 銀:It Could Happen To You(Key:Eb・・・・・b×3)
● 銅:Someday My Prince Will Come (Key:Bb・・b×2)
Keyについては、代表的と思われるものを表示。フラットの数が、順位通りに並んだのは、後から気づいたことで、偶然。
「金」と「銀」は、変化に富み、コード進行は難しそうだけど、流れが自然なのか、割とアドリブがし易い気がして、「銅」とともに、コーラスを重ねても、(自分としては)あまりネタ切れを心配せずにもっていける。
反面、お客様の「アキ」を意に介さず、ダラダラ続けてしまい、引き際を誤るリスクも。
*コード進行のアヤについては、淳平さんに教えてもらいたいなあ。
良い演奏を聴いたときの人間の反応として、3つのレベルがある。
すなわち、「感心」「感激」「感動」の3レベル。
言い換えれば「うまいなあ」「うれしいなあ」「うつくしいなあ」の3段階。
「感」と「う」が共通文字。
今まで聴いたライブハウスでのジャズ演奏を例に挙げて解説。
主に演奏技能面で大いに「感心」し、「上手(うま)いなあ」と思ったことは多数。
各所で聴いた、マッコイ・タイナー(p)、ジョン・ファディス(tp)、フィ×・ウッ×(as)らのプレーなど、いくつも出てくる。
でも、どこか突き放すような上手さで、「所詮あなたはあっちの世界の人なのね・・・」という感もあり、
特に3人目のお方などは「どうだ!俺は上手いだろ!」節(ぶし)がありありと・・・。
それはスイート・ベージル(NY)でのトリオ演奏(88年頃)。
シダー・ウォルトン(p)、ロン・カーター(b)、ビリー・ヒギンズ(dr)の面々。
渋いピアノ、にやけたベースを見事にサポートするのがビリー・ヒギンズ(dr)のおじさん。
本当にうれしそうにドラムスを叩き(というより良い子の頭を撫でるようにシンバル類を操り)、
他の2人の良いプレーを引き出すほどに、満面のニコニコ顔を見せる。
こちらも心底「うれしいなあ」と思った。
(注)当ハイライトのドラマー吉家氏は、このとき一緒に聴いていました
それを体験したのは、ファット・チューズデーズ(NY)のトミー・フラナガン(p)トリオ(89年頃)。
名サポーター、名盤請負人とも言われたこのピアニストが、若手2人(b、dr)とともに気品溢れる演奏を展開。
2セット目終了後に、なんと聴衆みんながスタンディング・オベーションでアンコール。
こんなシーンまず見たことない。
どちらかといえば地味な演奏だが、本物を評価する聴衆もまたすばらしい。
全ての光景が「うつくしいなあ」と感じた。
(注)トミーおじさん(たち)は、拍手に応え、うやうやしくお辞儀をして1曲プレイ。
またうやうやしくお辞儀をして、3セット目を迎えるべく休憩につきました。
管楽器演奏時、とりわけジャズのソロ・プレイにおける「三大要素」とは?
拙者は、「音色(7割)」、「フレーズ(2割)」、「仕掛(1割)」と考える。
そう、演奏の良し悪しは、その「音色」(おんしょく・ねいろ)で、大勢が決してしまう。
「音色」が気持ち良いか、さほどで無いかは、聴く側の感覚的、生理的な評価に委ねられる。
いかに「なつこい」音、聴衆の心に染み込む音を出すか、センスを砥ぎ澄ませ、鍛錬を重ねる。
聴衆の満足度は殆どプレーヤーの「音色」で決まる。
ここで、プレーヤーが忘れがちなことは、音色が「結果として」どう聴こえるかを「逆算」すること。
生音主体の狭い部屋か、PAのギンギンに効いた大会場か、千差万別の環境のなかで、
最終製品たる「聴衆にとっての音色」を、いかに推計できるかが勝負。
マイクの使い方はもちろん、奏法(吹き方)にも大胆な変更・調整が必要。
楽器を鳴らすことと、響かすことは、別モノなのだ。
次なる要素、「フレーズ」の良し悪しは、聴衆の感覚よりも、その大脳で(ちょっと後から)判断される。
ここで、「ああ、このプレーヤーはこれくらいのテクニックがあるな」との評価も加わろう。
尤も、フレーズやテクは大したことがなくとも、「音色」が良けりゃ、その方が魅力的。
赤ちゃんにフレーズは理解できなくとも、音色は敏感に聴き分けて、眠ったり、泣いたりもする。
3つ目の要素、「仕掛」により、聴衆により強く自分のプレーを印象づける。
視覚に訴えるならば、派手な帽子をかぶる、楽器を背中に回してアクロバット吹き・・・など。
聴覚に訴えたいときに有効なのが、「誰もが知ってるあのメロディー」の借用。
それをソロ・フレーズの中に、多少強引にハメ込んでしまうのだ。
童謡、演歌、ポップス、民謡など何でも良いが、ジャズから遠いものほど面白い。
聴衆が、それとはっきり気づくまで、4小節からせいぜい8小節、
照れずに一気に吹き切って、さっと引く(ジャズのフレーズに戻る)のがコツだ。
借用メロディーが、そのときのコード(和音進行)に概ね乗っかればOK。
出来ることなら、音だけでなく「意味」の仕掛も込められれば、さらに後から笑える。
たとえば、「Aトレイン」でのソロ中に、「鉄道唱歌」(汽笛一声新橋を・・・)をハメるなど。
上に述べた「仕掛」そのものは、別段どうってことないものだが、
聴衆が家に帰った後、自分のプレイを思い出してもらうための重要な「鍵」となる。
「あの時、○○をやったアホなヤツがいたな。でも、結構イイ音してたし、フレーズもイケてるぞ」
ということにもつながる。
そう。仕掛は聴衆への「お土産」ないし「時限爆弾」なのだ。
ジャズ演奏と料理とは相通じるものがある。
素材を集め、組立て、工夫を加えてお客様に喜んでもらう。
その根底にあるのは「もてなしの心」。
料理においては「味付け」、「盛付け」、「薬味添え」が、
ジャズプレーの「音色」、「フレーズ」、「仕掛」に相当する。